きらめく星と沈黙の月

「残念でしたね。碧先輩にとって月川先輩はただの幼なじみだそうですよ?」


……っ。


わかってる。


わかってるよ、そんなこと。


「月川先輩?1つお願いきいてくれませんか?」


鈴宮さんがニッと口角を上げる。


「私、野球部のマネージャーやりたいんですよね。それを相談したら碧先輩に断られちゃったから、月川先輩に頼んでみようと思って。受け入れてくれますよね?」


…バカじゃないの。


「あなたを受け入れるわけがないでしょ。オギから聞いてるんだから。サッカー部を引っ掻き回して楽しかった?」


オギをあそこまで怒らせるなんて、いったいどこまで酷いマネージャーだったんだろう。


そんな女を受け入れて、最高のチームを壊すわけにはいかない。