碧が鈴宮さんの肩をもつのは嫌だ。
「昔の俺たち思い出さない?部員がマネージャーを追い出すって状況」
「……そう?」
私は真相を知っているから似てると思わないけど、何も知らない碧からすれば似てるのかもしれない。
「……似てるからこそ、鈴宮を助けたくなるのかもな」
遠い目をして呟く碧を見ると、まだ心の錘になっているんだということを痛感する。
碧はいったいどこまで気にしいなんだろう。
「まっ、でも人数足りてるとでも言って断ろうかな」
「私はそうしてほしいな」
それに…“助けたい”ってなに?
どれだけお人好しなんだろう。
「せっかくいいチームを築けてるんだから、壊してほしくない」
鈴宮さんのことをよく知らないままそう言ってしまうのは良くないのかもしれないけど…。
「昔の俺たち思い出さない?部員がマネージャーを追い出すって状況」
「……そう?」
私は真相を知っているから似てると思わないけど、何も知らない碧からすれば似てるのかもしれない。
「……似てるからこそ、鈴宮を助けたくなるのかもな」
遠い目をして呟く碧を見ると、まだ心の錘になっているんだということを痛感する。
碧はいったいどこまで気にしいなんだろう。
「まっ、でも人数足りてるとでも言って断ろうかな」
「私はそうしてほしいな」
それに…“助けたい”ってなに?
どれだけお人好しなんだろう。
「せっかくいいチームを築けてるんだから、壊してほしくない」
鈴宮さんのことをよく知らないままそう言ってしまうのは良くないのかもしれないけど…。



