「ホントすみませんでした!!以後気をつけます!」
1年生が練習場所に戻っていくと、碧は私の顔を覗き込んできた。
「……何」
…違う。
言うべき言葉は“ありがとう”だ。
だけど、さっきまで憎まれ口を叩いていた分、言いづらい。
「怪我は?」
「……ない」
ありがとうって言わなきゃ。
このままだとタイミングを逃してしまう。
「ならよかった。桜子もちゃんと周り見ろよ。どこから飛んでくるか分かんねぇんだから」
「……わかってるよ」
言わなきゃ。
ちゃんと、ありがとうって言わなきゃ。
「あ…碧っ!」
立ち去ろうとする碧の背中に呼び掛ける。
「……ありがと。助かった」
「…おう」
素っ気ない返事だったけど、胸がくすぐったくなる返事だった。
1年生が練習場所に戻っていくと、碧は私の顔を覗き込んできた。
「……何」
…違う。
言うべき言葉は“ありがとう”だ。
だけど、さっきまで憎まれ口を叩いていた分、言いづらい。
「怪我は?」
「……ない」
ありがとうって言わなきゃ。
このままだとタイミングを逃してしまう。
「ならよかった。桜子もちゃんと周り見ろよ。どこから飛んでくるか分かんねぇんだから」
「……わかってるよ」
言わなきゃ。
ちゃんと、ありがとうって言わなきゃ。
「あ…碧っ!」
立ち去ろうとする碧の背中に呼び掛ける。
「……ありがと。助かった」
「…おう」
素っ気ない返事だったけど、胸がくすぐったくなる返事だった。



