きらめく星と沈黙の月

「…ごめん陽菜」


「別にいいよ。あんたたちの喧嘩は今に始まったことじゃないから」


碧は、呆れた口調の陽菜に背中を押され、練習に戻った。


バッティング練習も、ピッチング練習も安定しているし、調子そのものは良さそうだ。


だけど、顔はずっと険しい。


「アイツ、メンタルがプレーに表れにくくなってんな。よかったわ」


「……ふーん」


それはなにより。


私との喧嘩ごときでいちいちプレーが乱れてたんじゃ、話にならない。


「桜ちゃん。碧と口利いたりぃな」


「……部活中に無駄話は厳禁だよ」


「…ホンマ頑固やなぁ。こら碧も大変やわ」


うるさいな…。


碧を見てたらイライラするんだから仕方ないでしょ。


「あっ、長谷川にボール当たった!」