きらめく星と沈黙の月

「好きにすれば。碧が近くにいる限り、ずっと機嫌は治らないだろうけどね」


「どういう意味だよっ。おいっ」


困惑する碧を無視して更衣室へ急ぐ。


それでも碧は隣を歩くのをやめなかった。




「なぁ、桜子って!」


「うるっさい!!いつまで付きまとってくるつもり!?」


グラウンドに自分の声が響く。


部員の視線が私に突き刺さっているのを感じる。


「桜、部活に私情持ち込まないで。星矢、ウザ絡みはやめてあげて」


陽菜が私たちの間に入り、碧にタオルとドリンクを押しつける。


陽菜の言う通りだ。


私情を持ち込んで部の雰囲気を乱すなんてしちゃいけない。


今は大事な時期。


マネージャーの私が部員を困らせてどうする。