「桜子っ!」
6時間目も終わり、さぁ今から部活だというのに。
機嫌直せよ、という言葉が添えられたミックスジュースが目の前に差し出される。
このミックスジュースは私が大好きなジュースだ。
「いらない。鈴宮さんにでもあげたらどう?」
ホントは受けとりたかったけど、引くに引けなくなって、結局嫌みしか出てこない。
「…なんで鈴宮に」
眉をひそめる碧を無視し、教室を出る。
碧はめげずに後を追ってくる。
「おい桜子!待てって」
「なによ、ついてこないでよストーカー」
「はっ?方向が同じだから仕方ねぇだろ」
碧は拒否する私を見てないことにして、ピッタリ真横を歩く。
「先に行ってくれる?私は寄るところがあるから」
「無理。桜子の機嫌が治るまで離れない」
…何よそれ。
うざい。



