きらめく星と沈黙の月

「さく─」


「うるさい。話しかけてこないで」


思い切り碧を睨み付け、空いている席に移動する。


「月川さん?どうしました?」


「隣の人がうるさいので移動しただけです。すいません」


おっとりしたお爺ちゃん先生は、それ以上言及してくることもなかった。


「やりすぎちゃう?さすがに可哀相やわ」


たまたま隣が大雅で、小声で話しかけてきた。


大雅の目は、しょんぼり肩を落としている碧に向いている。


その姿を見て、胸がキュっと痛んだ気がした。


「…別に可哀相なんかじゃない」


……アイツが悪いんだ。


ガードが弱すぎて、すぐ女の子に絡まれるアイツが悪い。