きらめく星と沈黙の月

「桜子?」


無反応を貫いたことが功を奏したみたいで、碧は落書きをやめた。


「なんで怒ってんの?」


……。


直球な質問。


自覚なしか。


…そりゃそうだよね。


私が一方的に碧のことが好きで、勝手に嫉妬してるだけなんだから。


「あとさ、大雅とどういう関係?」


…腕を組んで立ち去ったことを気にしてるんだろうか。


反撃した甲斐があった。


私と同じようにモヤモヤし続ければいい。


ふんっと顔を背け、頰杖をつく。


窓の外は憎いほど綺麗な青空だ。


雲一つない晴天。


「桜子」


…まだ話しかけてくるつもり?


いい加減にしてよ…。


もう5時間目も終わるよ?


何なの?