きらめく星と沈黙の月

誰にもとられたくない。


碧が他の人の彼氏になるなんて絶対に嫌だ。


私の彼氏になってくれなんて言えないけど、他の人の彼氏になってほしくない。


ワガママなことを考えてる自覚はある。


けど……。


「行こ、桜ちゃん」


「へっ?」


突然大雅に手首を掴まれ、廊下に連れ出される。


「気になってるんやろ、碧たちのこと」


「……まぁ」


大雅に連れられ、校舎内を探し回っていると、中庭のベンチで仲良く並んで座っている二人を発見した。


中庭に面している廊下から、二人の様子が正面からよく見える。


無意識なんだろうけど、碧は背もたれの淵に手を伸ばして座っているから、まるで肩を組んでいるみたいで気に食わない。


「カップルかっての」


なんなのよ。


何度も何度も、勘違いさせてしまう行動はやめろって言ってきたのに。


結局あんな子にまで彼氏っぽい態度とっちゃって。