きらめく星と沈黙の月

大雅の言う通り、胸がザワザワする。


面倒なことになりそうな予感がする。


「実際、蒼士と揉めて退部したからね。問題起こしまくりよ」


陽菜が苦虫を噛み潰したような顔で話す。


陽菜からすれば、自分の彼氏にまとわりついていた女だから、尚更おもしろくないんだろう。


「碧は知っとん?そのこと」


「知ってると思うよ。あの二人仲良いし」


あーあ…。


ホント…やだなぁ…。


なんであんな子が碧の近くに?


考えただけでモヤモヤするし、イライラする。


早く碧を取っ捕まえて話をしたいけど、彼女でもない私が咎める権利なんてない。


ただ揉め事が起こらないことを願うことしかできない。


私と碧は一生こんな関係なんだろうか。


碧が野球を辞めたら彼女だって作るだろう。


ホントは私が誰よりも碧のことを好きなのに、違う人が彼女になっちゃうのかな。


それをただ指をくわえて眺めることしかできないんだろうか。