きらめく星と沈黙の月

大雅……。


自分に処分が下るかもしれないのに、なんで…?


「それに、俺は桜ちゃんに絡んどった二人以外には手ぇ出してへん。正当防衛ってやつや。やから、藤北の名誉は汚してないで?」


そっか…。


そうだったんだ。


怖くて目を閉じてたから見てなかったけど、私を庇いながら手を出さずに逃げていたんだ。


すごいね…大雅は…。


なんで私なんかのためにそこまでしてくれるんだろう。


「ありがとう…大雅」


「えぇってえぇって」


大雅はそっと私の肩を抱き、保健室まで付き添ってくれた。


会話はなかったけど、心地よい穏やかな空気だった。


「なんや、保健の先生おらんのかいな。まぁえぇわ。ここで寝とき。帰る頃になったら迎えに来るから」