きらめく星と沈黙の月

「きゃっ!!」


「大丈夫や。俺に任せとき」


大雅は私の頭を庇いながら、何人ものヤンキーを相手にしている。


「もうとっくに警察呼んであるやろーから、逃げるんやったら今やで」


「あ?サツだと?」


「当たり前やん。呼ばん方がおかしいやろ」


フッと笑って、大雅は走り出す。


「アンタも来ぃ!」


海南のマネの腕も掴み、校内を駆ける。


俊足の大雅についていくのに必死で、後ろを振り返る余裕なんてなかったけど、追っ手の気配は感じない。


校門から離れた校舎に逃げ込むと、大雅はゆっくり止まった。


「大雅…っ」


恐怖で心臓がバクバクうるさい。


「怖かった…っ」


あのままエスカレートするんじゃないかって…。


痛いことさせられるんじゃないかって…。


「怖かったよぉ…っっ」