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「桜さー、星矢のこと本気で好きなんでしょ」
「……やっぱ分かる?」
女子二人が同じ部屋でお泊まりといえば、話すことは決まっている。
「分かるよ。予選で負けた日以降、星矢を見る目が変わったもん」
…あの日からだ。
私が碧への恋愛感情を認めたのは。
泣き崩れる碧の姿を見て…支えたいって本気で思った。
と同時に、あんな状態でも頑張り続ける碧がどうしようもなく好きだと気づいた。
「星矢も桜に気があるように見えるけどね」
「…バカなこと言わないでよ。碧は私を女として見てないから」
それはさっき痛いほど分かった。
「ううん。星矢は、ちゃんと桜を女の子扱いしてるよ」
してるわけがない。
私の前で平気で服を脱ぐし、さっきだって、まるで私は女じゃないみたいな言い方だったし。



