きらめく星と沈黙の月

「……ごめん、何か気に障ること言った?」


私が黙り込んだせいか、碧は戸惑った顔で尋ねてきた。


「なんでもない。暗くなってきたなぁと思っただけ」


私の気持ちは絶対碧に知られちゃいけない。


そんな目で見てたのかって幻滅されるのが怖いんだ。


「ふーん。あ、そういえば、藍沢の体調は?」


本当に碧は誰にでも優しい。


…今、一緒に来てくれたのだって“平等な優しさ”の1つ。


変に期待しちゃいけないよね…。


「…回復してバリバリ働いてるよ。たぶん帰りもツラいだろうから、またトイレに籠ってよね」 


「任せとけ」


暗がりのなか、碧の笑顔が眩しく輝いた。


こういうとき、漠然と思うんだ。


この笑顔を守りたい、って。


碧にはずっと笑顔でいてほしい、って。