きらめく星と沈黙の月

でもその分、陽菜が慕われているのも知っている。


「藍沢ー!俺にもちょうだい!」


「自分でお皿持って来て!なんで私がわざわざ出向かなきゃいけないの」


教室で見る陽菜よりも、部活中の陽菜の方がサバサバ度が増している。


本人は裏顧問というワードに眉を潜めていたけど、“裏顧問の陽菜”って人気なんだと思う。


なんだかんだ陽菜の周りに人が集まってるし。


「桜ごめん、合宿所から水4本くらい持ってきてくれない?あと紙コップと紙皿も追加でお願い」


「わかった!」


ここから合宿所までは山道を10分ほど歩かなきゃならない。


もう日も落ちかけてるし…怖いな。


来る途中で、ヘビ注意の看板を見ちゃったし…。


「俺も行く」