きらめく星と沈黙の月

何かを察したのか、碧は私から目を反らし、窓の外を向いた。


「…打てなかった4番にも、碧をベンチに下げなかった顧問にも、碧だけを頼った部員にも、マウンドに立つことを躊躇った工藤先輩にも、非はあると思う」


言うべきことじゃないのは百も承知だ。


でも、これくらいのことを言わなきゃ伝わらない。


「………桜子がそんなこと言うのって珍しいな」


淡々とした口調にドキっとする。


やっぱり怒らせてしまったのかもしれない。


「ごめん。言わない方がいいのは分かってたんだけど…」


だんだん語尾が小さくなっていったのが自分でも分かった。


「そうじゃなくて」


碧の穏やかな目に、ひきつった顔の私が映る。


「……桜子にそんなことを言わせるくらい、俺は桜子のことを困らせてるんだなって思って。ごめんな、桜子」