何かを察したのか、碧は私から目を反らし、窓の外を向いた。
「…打てなかった4番にも、碧をベンチに下げなかった顧問にも、碧だけを頼った部員にも、マウンドに立つことを躊躇った工藤先輩にも、非はあると思う」
言うべきことじゃないのは百も承知だ。
でも、これくらいのことを言わなきゃ伝わらない。
「………桜子がそんなこと言うのって珍しいな」
淡々とした口調にドキっとする。
やっぱり怒らせてしまったのかもしれない。
「ごめん。言わない方がいいのは分かってたんだけど…」
だんだん語尾が小さくなっていったのが自分でも分かった。
「そうじゃなくて」
碧の穏やかな目に、ひきつった顔の私が映る。
「……桜子にそんなことを言わせるくらい、俺は桜子のことを困らせてるんだなって思って。ごめんな、桜子」
「…打てなかった4番にも、碧をベンチに下げなかった顧問にも、碧だけを頼った部員にも、マウンドに立つことを躊躇った工藤先輩にも、非はあると思う」
言うべきことじゃないのは百も承知だ。
でも、これくらいのことを言わなきゃ伝わらない。
「………桜子がそんなこと言うのって珍しいな」
淡々とした口調にドキっとする。
やっぱり怒らせてしまったのかもしれない。
「ごめん。言わない方がいいのは分かってたんだけど…」
だんだん語尾が小さくなっていったのが自分でも分かった。
「そうじゃなくて」
碧の穏やかな目に、ひきつった顔の私が映る。
「……桜子にそんなことを言わせるくらい、俺は桜子のことを困らせてるんだなって思って。ごめんな、桜子」



