きらめく星と沈黙の月

「碧……っ」


近くで声をかけても、反応がない。


額に触れてみると、尋常じゃないくらい熱かった。


40度を超えてるんじゃ…。


碧の身体が危ないことは分かっているのに、何もできなかった。


何をしたらいいのか、何が正解なのか、わからなかった。


苦しんでいる碧の真横でお母さんを待つことしかできなかった。


お母さんが来てからは、あっという間に処置が終わり、あっという間に碧は救急車で運ばれていった。


遠退いていく赤いサイレンをただぼんやりと見送る。


救急車にはお母さんが同乗した。


本当に私は何もできなかった。


自分の無力さを痛感したんだ。