きらめく星と沈黙の月

碧の心は、私が思っていた以上に傷ついていたんだ。


スポーツをやっていない私には理解してあげられないくらい、いろんなことで傷ついているんだ。


自分を責める癖があるぶん、余計に…。


「…ねぇ、オギ呼んでみる?オギなら私より力になれるんじゃない…?」


碧から離れ、スマホを取りだそうとした私の手が、また碧に掴まれる。


「桜子と二人がいいから呼ばなくていい」


…え……。


そんな言い方…。


……バカ。


どさくさに紛れて勘違いさせないでよ…。


「……桜子…あのさ…」


吐息混じりの色っぽい声。


……なにか…おかしい…?


碧…?


「ちょ……大丈夫?」


焦点が合ってないし、呼吸が荒い。


異変に気づいたその瞬間に、碧は苦しそうに表情を歪めた。