きらめく星と沈黙の月

4番は三塁で止まった。


双眼鏡で碧の表情を覗くと、苦しそうに顔を歪めている。


それでも、目の奥に宿る炎は消えていない。


まだいける。


碧のあの目が保たれている限り、藤北は負けない。


5番バッターを打ち取り、なんとか5回表が終わった。


長い長い5回表だった。


藤北打線は調子がいいはず。


だから、まだいくらでもチャンスはある。


そうだよね…?碧……。


上位打線から始まった攻撃は、いつもの藤北打線そのものだった。


2番の栗ちゃんが危なげなく出塁し、ノーアウト、ランナー1塁。


3番のキャプテンの打球はいいコースへ飛び、ランナーは2、3塁。


続く4番は残念ながら凡退となってしまった。


次は碧だ。