きらめく星と沈黙の月

勝手に私の下敷きで扇ぎだす始末。


「ふんっ。碧なんてもう知らないっ」


「な?前も言ったろ?その方が桜子らしいって」


ペシッと頭を叩き、碧はスタスタと部屋を出ていった。


「ムカつくーっ!待ちなさいよ暴力男っ!」


「うるせっ」


ドタバタ追いかけっこしながらダイニングに戻ると、お母さんが満面の笑みで出迎えてくれた。


「相変わらず仲がいいのね。さっ、残り食べちゃって」


少し冷めてしまってるけど、さっきよりも格段に美味しかった。


「ね、碧。明日、二人で栗ちゃんに謝りに行こうね」


「おう」


バッチリ目を合わせて返事をしてくれた。


たったそれだけのことで、胸がドキドキして、嬉しくなっちゃうんだ。


碧のせいでグリンピースまみれになってしまった私のポテトサラダも、心なしか笑っているように見えた。