きらめく星と沈黙の月

「正式な形で誘えたわけじゃなかったけど、桜子が定期戦を観に来てくれた。それがめちゃくちゃ嬉しかったんだ。だから、この調子で上手くやれば、他の試合に来てくれるかもしれないし、マネに戻ってくれるかもしれないって思ってた」


…そう…だったの……?


ホントに……?


「実際、オギと一緒にグラウンドに来てたじゃん?あのとき、嬉しかった反面、桜子の態度が普通じゃなくて不安だった。明らかに俺を嫌がってるように見えて、やっぱり昔のことを引きずってるんだなぁ…って。その次の日、オギから聞いたんだ。桜子がマネに戻る気がないってこと」


「それは……っ」


誤解を解こうと口を挟んだ私を碧はシーッと止めた。


「まぁその日って、オギと口論になった日なんだけど、アイツが言ってたんだ。“甲子園がお前ら野球部だけの夢だと思うな”って。その言葉があったから、気持ちを切り替えて、今まで練習していた。調子もよかった」