きらめく星と沈黙の月


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「あれ?今日お父さん帰ってくるんじゃなかったの?」


「あと数年は向こうにいなきゃいけなくなったみたい」


お父さんは春から出張でずっと海外にいる。


「お土産楽しみにしてたのになぁ」


「本人よりお土産だなんてお父さんが聞いたら、泣いちゃうわよ」


なんて話ながら、私とお母さんの二人分の食事を並べる。


碧は最近家に来てなくて、お母さんがタッパーに夕飯を詰めて届けている。


私と碧の間に何かあったのは明白なのに、お母さんは何も聞かずにいてくれる。


「試合まであと3日だっけ?」


「うん。でも今日の練習はもう終わったから、実質あと2日」


リビングのカレンダーには、3日後に赤丸がついている。