きらめく星と沈黙の月

「碧…!それ以上言っちゃだめ。悪いのは私なんだよ?栗ちゃんの言ってることは正論なんだってば…」


私の声は届かないみたいだ。


碧の苛立ちがハッキリと目に見える。


「あお─」


「桜子が邪魔だ?ふざけんじゃねぇよ。自分のリードを省みたか?どうせ省みずに真っ先に桜子に責任転嫁したんだろ?」


…ダメなのに。


今喧嘩したら、甲子園が…っ。


「栗ちゃんっ、私が悪─」


「俺のリードに問題があるって言いたいのか?」


ダメだ…。


栗ちゃんもスイッチ入っちゃった…。


「お前が制球を乱したのは、桜子ちゃんの姿を見た直後。それに、お前と桜子ちゃんの間には何かある。どう考えてもお前らに問題があるだろ」


ヒートアップする前に止めなきゃ、取り返しがつかなくなる。


本当に夢が壊れてしまう。


「栗ちゃんの言う通り、私が悪いんだって。だから、ね?もう帰ろう。ミーティング始まるよ!」


碧の腕を無理やり引っ張って、階段の方へ連れていく。


「桜子を邪魔っつったことは許さねぇからな」


碧は、栗ちゃんを睨み付け、屋上の扉を思い切り閉めた。