きらめく星と沈黙の月

生ぬるい風と共にぶつかってきた冷たい言葉。


静かな怒りに燃えている栗ちゃんは、淡々と先を続ける。


「ある日を境に、碧の投球が変わった。

ちょうど3日前くらいだったかな?見てたなら分かると思うけど、嫌なタイミングでホームランを2本浴びた日ね。

碧が調子を狂わせる直前、アイツの視線がここに釘付けになっていた。

桜子ちゃんがいたから。

前もこういうことあったよね。

定期戦の日。

あの日の敗因は、桜子ちゃんだよ。

バカバカしい話だけど、アイツの中で桜子ちゃんの存在ってすごく大きいんだよ。

甲子園なんかどうでもよくなっちゃうくらいに、ね」


……っ。


一言一言が刃となって心に突き刺さる。