きらめく星と沈黙の月

そう願っても、成果はなかった。


次の日も、その次の日も、またその次も、碧の調子は戻らなかった。


初戦まで残り3日。


今日の練習はもう終わりかけだから、練習できるのはあと明日と明後日の2日間だけ。


部員たちが片づけを始めたらタイミングで、私も帰ることにしている。


このタイミングで帰れば、碧はミーティングがあるから帰りが一緒になることはない。


「…帰ろっと」


片づけ始めた部員を背に、屋上を出ようとドアを引こうとしたとき。


「きゃっ」


向こう側から扉を押され、危うくおでこをぶつけるところだった。


「…やっぱり桜子ちゃんだったんだ」


暗がりから姿を見せたのは、栗ちゃんだった。


「こんなところで何してるの?」