きらめく星と沈黙の月

「別に、そういうんじゃないって」


さっきまでゲラゲラ笑ってたくせに、急に何なんだよ。


若干苛立ちを覚えつつも、オギと目を合わせると、とてもからかっているように思えなかった。


「…何?」


「いや。恋愛にうつつ抜かしてる場合じゃなくね?って話だよ」


「…俺のこの感情は恋愛感情じゃない」


友情関係を元に戻したいってだけだ。


俺たちはただの幼なじみだし、恋愛対象に入ることはない。


「そうなのかもしれないけど、桜ちゃんのことで碧は悩んでるんだろ?予選前に浮わついた気持ちで過ごすなって話だよ」


浮わついた気持ち…ね。


そんなつもりは全くないんだけど。


「…浮わついたってのは表現間違えたかもしれないけど、もっと試合に集中した方がいいんじゃねぇの?って俺は言いたい」