きらめく星と沈黙の月

密談ってなんなんだよ。


桜子は何でグラウンドに来たんだよ。


野球のことをどう思ってるんだよ。


「はぁ……」


わかんねぇ。


こうなったら、やっぱり桜子と面と向かって話すしかないか…。


桜子が忘れたいと思ってる記憶を、また呼び戻すことになるけど…。


「…お前さ、マジで桜ちゃんのこと……」


オギがおもむろに箸を止めた。


その目はさっきとは違い、大真面目。


「…なんだよ」


「桜ちゃんのこと、好きなんだな」


「……はぁ?」


マジなトーンで何言ってんの?


こっちはそんな寝言言ってる場合じゃないってのに。


「冗談半分でからかってたけど、本気で桜ちゃんのこと…」


眉間にシワを寄せて話すオギを見て、からかわれているんじゃなく、本気で心配されていることに気づく。