きらめく星と沈黙の月

え……。


「あ、休憩入ったっぽいね」


変な空気ってなんだろう…。


そんなの流れてるのかな…。


教室では滅多に野球の話をしないから、変な空気になることはないんだけどなぁ…。


「あ、アイツこっちに気づいた」


オギに言われてグラウンドに目を向けると、碧が走ってくるところだった。


それに気づいた瞬間、体が固くなって動けなくなった。


まるで金縛りにあったかのように、手足が動かなくて、目だけが彼を追いかける。


碧がどんどん大きくなる。


そして、直撃していた日光が遮られ、少し涼しくなった。


野球姿の碧がすぐ近くにいる。


手を伸ばしたら触れられる距離に碧が…。