きらめく星と沈黙の月

私がずっと野球を避けてきたのは、碧に言われたからじゃない。


恋しい思いが止まらなくなって苦しくなるから、避けていたんだ。


そして、案の定恋しくなってしまった。


あんな遠い距離の碧じゃなくて、近い距離から碧を見たい。


碧の努力を近くで感じ、頑張りを分かりたい。


「でも…怖いの。野球をしてる碧に近づくのは怖い……」


「どうして?そんなにひどいことされたの?」


「うーん……」


なんで怖いのかは正直自分でもわからない。


倉庫や空き教室で怒鳴られたことが蘇るからなのか…。


それとも、瑠璃のことを忘れたい防衛本能なのか……。


でも…普通の時の碧は全然怖くないから…やっぱり防衛本能なのかなぁ。