きらめく星と沈黙の月

『あの…碧……』


碧は無表情だった。


何を考えてるのか分からなくて、怖くて逃げ出したくなった。


でも、私には陽菜がいる。


陽菜が背中を押してくれたから、こうして話しかけられた。


だから大丈夫。


そう言い聞かせ、声が震えないように頑張って話したんだ。


『碧ん家宛の手紙がうちの郵便受けに入ってたから…渡そうと思って…。これ……なんだけど…』


これは本当に偶然だった。


たまたま配達員さんが間違えただけなんだけど、この時の私にとっては希望の光だった。


『……』


碧はずっと無言だった。


手紙さえ受け取ってくれない。


『…ごめん……やっぱり帰ってから郵便受けに入れとくから…。ごめん、話しかけて…ごめんね…っ』