きらめく星と沈黙の月

碧の精神を乱すのは瑠璃じゃない。


私だ。


私が黙っていれば、碧は精神を乱さない。


やっぱり邪魔者は私なんだ。


碧は人一倍責任感が強い。


無実の罪で幼なじみを激しく責め立て、退部に追い込のだと知ってしまったら…?


もしものために真相を伏せる方が、碧のためになるのなら…。


私はここで身を引く。


だって、マネージャーになったのは、碧を支えるためなんだから。


罪を被って退部することがマネージャーとしての最後の仕事なんだ。


『……なんでもない。今までありがと。じゃあね』


これでいい。


変に真相を匂わせて碧を混乱させるよりも、私が犯人だとして終わらせればいい。


もし碧が私の言動を不審に思って瑠璃を問い詰めて、真相を知ってしまったら、碧は絶対に後悔する。


だからこれでいい。


碧の精神を安定させ、プレーを安定させることがチームのためだから。


だから、これでいいんだ。