きらめく星と沈黙の月

『試合くらい観させてよ…っ』


どうしてそれすらも禁止されなきゃいけないの?


『碧に何の権利があるって言うの…っ』


碧のバカ……。


私は何もしてないのに…っ。


『退部届に署名してあげただけでも有難いと思いなさいよ…っ』


もうこれで最後なんだと思うと、抑えきれない思いが溢れ出てくる。


『有難いと思え?てめぇ、ふざけんのも大概にしろよ!!』


バンッと碧が机を叩いた。


あまりの剣幕に怯みそうになったけど、もう最後なんだと思うと、何もかもどうでもよくなったんだ。


『信頼関係をぶち壊したのは碧だから』


『この期に及んでまた責任転嫁かよ!!ふざ─』


『えぇそうよ!だってあれは…っ』


ダメだ。


無実をどうやって証明するっていうの?


こんな状態で話したって、何も伝わらないし、碧は信じてくれない。


それに…もし、もし仮に、私の主張が碧に届いたとしたら?


きっと碧は混乱する。


あり得ないかもしれないけど、もし碧が瑠璃より私の主張が正しかったんだって思い直してくれたら?


きっと碧は自分を責める。


無実の罪で幼なじみを追い詰めたと知ってしまえば、碧の繊細な心は傷ついてしまう。