きらめく星と沈黙の月

そして、碧が教室に入ってきた。


二人きりの教室は、とんでもなくピリついた空気だった。


水を飲んでも飲んでも喉がカラカラになって、手足が震える。


昨日、胸倉を掴まれて怒鳴られた時のことが蘇り、泣きそうになる。


立っているのがしんどくて適当な席に座ると、碧は白い紙をバンッとその机に叩きつけた。


右横に腕を組んで立つ碧がいる。


そのオーラは冷たくて、とても弁解できそうな雰囲気じゃなかった。


【退部届】


その白い紙は、退部届だった。


『これ…って…』


見上げると、鋭い視線が飛んできて、思わず俯いてしまった。


こんな態度じゃ、自分がやったと言ってるようなもの。


なにもしていないんだから、堂々としていればいいはずなのに、できなかった。