きらめく星と沈黙の月

最初から瑠璃を警戒していたことや、私がどういう性格なのかを観察していたことを教えてくれた。


人との距離の取り方が上手くて頭の良い陽菜らしい話だった。


それと陽菜は、もうこの段階で碧の気持ちはかなり瑠璃に傾いていた、と後々言っていた。


つまり瑠璃は、碧が私に味方する可能性が減った時を見計らってこの事件を起こした。


腹黒くて計算高い女にまんまと嵌められた私と、瑠璃のことが好きな碧の対立はこれだけで終わらなかった。


翌日の午前中、私は碧に呼ばれて空き教室で待っていた。


その日の練習は午後から。


あんなに怒っていた碧が、一晩寝ただけで意見を180度変えるとは思えない。


悪い方向の話だろうということは、薄々予感していた。