きらめく星と沈黙の月

悔しくて悔しくてたまらない。


あの女の策略通りになってしまった。


『……練習、始めようか。そんな空気じゃなくてもやるしかない』


キャプテンの言葉で世界が動き出した。


私以外の世界が。


『陽菜ちゃん、悪いけど桜子ちゃんを谷先生のところに連れていってくれる?』


『あぁ…はい』


きっと顧問も私を信じない。


あの谷という顧問は、瑠璃贔屓をしていると噂になっている。


これじゃ私の味方なんていない。


誰も信じてくれない。


『……瑠璃でしょ、やったの。桜ちゃんがあんなことする子に思えない。味方はここにいるからね』


陽菜はそう言って、ぽんぽんっと背中を撫でてくれたんだ。


皮肉なことに、この事件が陽菜と仲良くなったきっかけだった。


それから陽菜は、入部してからの思いや考えを話してくれた。