きらめく星と沈黙の月

誰よりも道具を大切にする碧。


碧が怒るのも無理ない。


碧が信じてくれないのも無理ない。


だって、証拠がないんだから。


『俺だって、お前がこんなことをする人間だと思いたくない。でも、他に誰がいんの?』


碧からすれば私は、瑠璃を貶めようとした“前科持ち”。


そんな私が今真相を話して何になる?


また“瑠璃を下げて自分を守ろうとしてる嫌な女”になってしまうだけ。


きっと、今本当のことを話しても、瑠璃が邪魔してきて私が悪者になる。


瑠璃の目的はそれ。


だったらいっそのこと、このまま引き下がればいい。


…でもそれじゃ、負けたことになる。


瑠璃に屈したことになる。