きらめく星と沈黙の月

『ホントに私じゃないんです…!!信じてください!』


ただ訴えかけることしかできない。


『これ』


碧の低い低い声と共に、あたしの目の前に差し出されたハンカチ。


『これ、お前のだろ。1番奥の得点板の隙間に落ちてた』


その目は怒りに満ちていた。


今まで見たこともないような目。


『それは…ちょっと前に失くしてたハンカチなの…!!お願い、信じて…碧』


ハンカチを失くしたと思ったのも、全部この女の仕業だったんだ。


私物を放置して仕事をしているんだから、ハンカチを盗むくらい簡単だ。


失くしたことに気づいたときに、瑠璃を問い詰めていれば…っ。


『…状況的に、倉庫を荒らせたのはお前だけだ。ハンカチも落ちてる。お前以外に誰がいるんだよ。それでも否定するんなら、お前が犯人じゃないって証拠、見せてみろよ』