きらめく星と沈黙の月

『…何これ……』


『誰だよ。誰がこんなこと…』


ネットはなぎ倒され、ボールは倉庫内にバラまかれている。


数本置いてあった木製バットには無理やり付けた傷がついている。


『…昨日最後に倉庫の鍵閉めた奴誰?』


2年生の先輩が静かに尋ねた。


徐々に部員が集まってきて、グラウンドの空気は異様だ。


『あたしです……』


俯きながら手を上げたのは瑠璃だった。


『ちゃんと閉まってるの確認した?』


『しました…!それで…あたし、急用を思い出して、鍵を体育教官室に返すのは桜にお願いしたんです…』


そうだ…だから昨日、頼まれたんだ。


私を嵌めるために……。


でも、今気づいてももう遅い。