LOVEDANGER~元ヤン御曹司と悪女OLの身籠り溺愛婚~

翌日。


14時になる、10分前に。


篤さんは私の家へと訪れた。


昨日、別れ際に篤さんとは連絡先を交換していたので、
それよりさらに10分前に篤さんからその連絡を受けていた私は。



その篤さんの到着を、家の門の前で待っていた。


曲がり角からスーツ姿の篤さんが現れた時には、
思わず子供のように篤さんに駆け寄ってしまった。



「バカ。
お前走るな」


そう焦っている篤さんを見て、自分が妊娠している事を思い出した。


「篤さんの子供だから、きっと強いから大丈夫ですよ」


「お前も強いから、きっと最強だろうな」


その笑顔を見ながら、この人がもうすぐ私の旦那さんになるのか、と、浮かれてしまう。