篤さんは、15時過ぎにはこの部屋に戻って来た。
玄関の扉が開く音がして、私はその嬉しさからなのか、玄関迄出迎える。
私の足元には、花子も居て、一緒に。
「飯、食ったか?」
革靴を脱ぎ、ネクタイを緩めながら私を見ている。
篤さんに借りた部屋着姿のままの私を見て、
この部屋から出ていない事を察したのだろう。
「あんまり食欲なくて」
それもあるけど、買いに出るのが少し面倒だったのと。
異常な眠気に負けて、リビングのソファーであれからけっこう眠っていた。
「じゃあ、これ一緒に食うか?」
そう掲げる篤さんの右手には、コンビニの袋があり。
その中に、色々と食べる物が入っているのが、透けて見える。
「サンドウィッチかおにぎりが有れば、欲しいです」
冷たい物なら、食べられそう。
「ああ。どちらも色々あるから、適当に食え。
俺、汗かいたからちょっとシャワー浴びて来る」
篤さんはその袋を私に渡して、バスルーム向かいの部屋に入って行った。
篤さんの居ない時に、少しこの部屋を探索したが、
このマンションの部屋は4LDKみたいで、
今、篤さんが入って行った部屋は、
衣装部屋に使っているみたい。
で、バスルームの横の部屋は、
何も無かったのだけど、入った瞬間から染み付いたタバコの匂いがしていた。
多分、喫煙専用の部屋みたい。
リビングに面した2部屋は、一つは寝室で、もう一つは、
花子の部屋みたい。
花子の部屋は引き戸で、半分いつも開いている状態。
大きなキャットタワーをはじめ、
猫のおもちゃだらけの部屋だった。
一人で4LDKなんて、贅沢だと思うけど、
それなりにどの部屋も活用しているみたい。
篤さんは着替えを持って、その部屋から出て来た。
スーツは脱いだのか、シャツと下着だけの姿で。
「先、食ってろよ」
そう言って、バスルームへと入って行った。
結婚したら、こうやって着飾らない篤さんの姿を見るのも、日常になるのか。
玄関の扉が開く音がして、私はその嬉しさからなのか、玄関迄出迎える。
私の足元には、花子も居て、一緒に。
「飯、食ったか?」
革靴を脱ぎ、ネクタイを緩めながら私を見ている。
篤さんに借りた部屋着姿のままの私を見て、
この部屋から出ていない事を察したのだろう。
「あんまり食欲なくて」
それもあるけど、買いに出るのが少し面倒だったのと。
異常な眠気に負けて、リビングのソファーであれからけっこう眠っていた。
「じゃあ、これ一緒に食うか?」
そう掲げる篤さんの右手には、コンビニの袋があり。
その中に、色々と食べる物が入っているのが、透けて見える。
「サンドウィッチかおにぎりが有れば、欲しいです」
冷たい物なら、食べられそう。
「ああ。どちらも色々あるから、適当に食え。
俺、汗かいたからちょっとシャワー浴びて来る」
篤さんはその袋を私に渡して、バスルーム向かいの部屋に入って行った。
篤さんの居ない時に、少しこの部屋を探索したが、
このマンションの部屋は4LDKみたいで、
今、篤さんが入って行った部屋は、
衣装部屋に使っているみたい。
で、バスルームの横の部屋は、
何も無かったのだけど、入った瞬間から染み付いたタバコの匂いがしていた。
多分、喫煙専用の部屋みたい。
リビングに面した2部屋は、一つは寝室で、もう一つは、
花子の部屋みたい。
花子の部屋は引き戸で、半分いつも開いている状態。
大きなキャットタワーをはじめ、
猫のおもちゃだらけの部屋だった。
一人で4LDKなんて、贅沢だと思うけど、
それなりにどの部屋も活用しているみたい。
篤さんは着替えを持って、その部屋から出て来た。
スーツは脱いだのか、シャツと下着だけの姿で。
「先、食ってろよ」
そう言って、バスルームへと入って行った。
結婚したら、こうやって着飾らない篤さんの姿を見るのも、日常になるのか。



