◇
「瑛太、最近元気してんのか?
もう何年も連絡取ってねぇ。
最後に会ったのは、いつだろ…。
昔、引っ越し手伝って貰ったけど、あれが最後か」
事を終え、ベッドの中、
篤さんに腕枕されながら会話を楽しんでいた。
布団で隠しているけど、お互いまだ裸のまま。
「お兄ちゃんは…今家出て一人暮らししてるから、
たまにしか会ってないですけど。
今は、イタリアンの店やってる。
高校卒業してから、急にピザ職人になりたいとか言って、イタリアで3年修行して。
日本帰って来てからも、どっかの店で修行して、ちょうど一年前に、自分の店オープンして」
肌を重ねたからか、ほんの少し私の固い口調も砕けて来て。
「あー、それは知ってる。
LINEのタイムラインってやつ。
あれたまに見たら、瑛太がその店の宣伝みたいなのしてっから。
そのイタリアか何かに行ってたのも、なんか知ってんな」
そうやって聞く感じ、
兄と篤さん、それなりに今も繋がりはあるんだな。
昔みたいに、つるんではいないだけで。
「そーいやぁ、斗希(とき)が前に瑛太の店に行ったとか言ってたな。
ピザがすげぇ旨かったって」
篤さんが口にした、その斗希は、
篤さんの同じ歳の幼馴染みの名前。
その人は、いつも篤さんの横に居て、
私の家にも何度も来ていた。
その人は篤さんやうちの兄とは違い、不良とは真逆の所謂優等生ってやつで。
勉強も凄く出来て生徒会長をしているとか、兄から聞いた。
そういえば、いつだったか、その斗希さんが東大に受かった凄いよな、みたいな事を、兄が言っていたのを思い出した。
「瑛太、最近元気してんのか?
もう何年も連絡取ってねぇ。
最後に会ったのは、いつだろ…。
昔、引っ越し手伝って貰ったけど、あれが最後か」
事を終え、ベッドの中、
篤さんに腕枕されながら会話を楽しんでいた。
布団で隠しているけど、お互いまだ裸のまま。
「お兄ちゃんは…今家出て一人暮らししてるから、
たまにしか会ってないですけど。
今は、イタリアンの店やってる。
高校卒業してから、急にピザ職人になりたいとか言って、イタリアで3年修行して。
日本帰って来てからも、どっかの店で修行して、ちょうど一年前に、自分の店オープンして」
肌を重ねたからか、ほんの少し私の固い口調も砕けて来て。
「あー、それは知ってる。
LINEのタイムラインってやつ。
あれたまに見たら、瑛太がその店の宣伝みたいなのしてっから。
そのイタリアか何かに行ってたのも、なんか知ってんな」
そうやって聞く感じ、
兄と篤さん、それなりに今も繋がりはあるんだな。
昔みたいに、つるんではいないだけで。
「そーいやぁ、斗希(とき)が前に瑛太の店に行ったとか言ってたな。
ピザがすげぇ旨かったって」
篤さんが口にした、その斗希は、
篤さんの同じ歳の幼馴染みの名前。
その人は、いつも篤さんの横に居て、
私の家にも何度も来ていた。
その人は篤さんやうちの兄とは違い、不良とは真逆の所謂優等生ってやつで。
勉強も凄く出来て生徒会長をしているとか、兄から聞いた。
そういえば、いつだったか、その斗希さんが東大に受かった凄いよな、みたいな事を、兄が言っていたのを思い出した。



