今、私の隣に眠る、その我が子の顔を見る。 この子が、私と篤さんの子供なのだと思うと、 胸の中から愛おしさが込み上げて来る。 「愛…かな、って今思った」 アイ、か、と篤さんはそう呟くと。 「愛、で決まりだな」 そう言って、篤さんは笑顔を浮かべていた。 《終わり》