「邪魔になるなら、その男はぶん殴ればいい、って、酒井さんが」


その高月さんの言葉に、酒井はすみません、と篤さんに謝っている。


「お前、マジ面白いな」


篤さんは、そう言って酒井を睨んでいる。


「で、君たちの目的はなんなの?」


と、斗希さんは高月さんへ話の核に迫る。


「俺達は…。
ただ、梢ちゃんからの謝罪が欲しいだけです」


先程も、私に謝るように促されたけど。

もっと、納得した上じゃないと、私も謝りたくない。