「ひゃっ……!」
完全に油断していたわたしは、びっくりしすぎて過剰に反応してしまった。
っていうか、反応しないほうがおかしいと思う。
だって、今、律の吐息が耳にかかったんだもん!
もう恥ずかしいから話しかけられないなんて言ってられない。
このままだとわたしの心臓がやばいもん。
早く逃げなきゃ。
そう思って口を開いた、ちょうどその時、
「!?」
首筋に何かが吸い付いたことに気づいた。
「~~っ、ちょ、ちょっと待って!……律っ!ちょっと待ってってば……っ!!」
まさかの追い打ちをかけられるなんて思っていなかったわたしは、パニックになりながら必死に律に待ったをかけた。
けど、首筋を這う律の唇はどんなに懇願しても止まってくれなくて。
「も、ほんとっ! 律ってば……っ!!」
恥ずかしさで声が上擦るし、肝心なことは言えないしで、パニック最高潮のわたし。


