幼なじみじゃ足りないよ。




「……は?」



すると、律から洩れたのは素っ頓狂な声で。


その声を聞いた瞬間、言わなきゃ良かったと後悔した。


至近距離でこんなことを暴露するって、恥ずかしすぎる。


もう、なんでもいいから今すぐ頭から布団を被ってこの身を隠したい気持ちでいっぱいになった。





「……」


って、あれ……?


なんて言われるのだろうとビクビクしながら羞恥心に耐えていたのに、律からの返答は一向になくて、あごも掴まれたまま。




「り、りつ……?」



あまりにも無反応だから、変だなと思って目を開けて様子をうかがってみると、律は目の前にいることはいるんだけど、なぜか顔をしかめていた。


なんでそんな顔をしているんだろう。


キスされたのはわたしなのに、なんで律が不機嫌になってるの?