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あの日から三日。
わたしは、徹底的に律を無視し続けていた。
捨て台詞を実行したというのもあるけれど、翌日、風邪から回復した律と目が合ったとき、どう頑張っても律を直視出来なかったから。
だって、意識したくないと思えば思うほど意識しちゃうし、見たくないのに律の口元へと視線が向いてしまう。
もう、完全に重症だ。
それもこれもすべて律のせい。
律が、わたしにあんなことするから。
「……あー、もう!」
思い出しただけで顔が火照って叫びたい衝動に駆られる。
そのせいで挙動不審になって、律とのことを説明する前に千雪にバレちゃったし。