幼なじみじゃ足りないよ。




突然のことだったから当然受け身なんて取れなくて、顔面が思いっきり布団にめり込んだ。


布団越しだからまだマシだけど痛いものは痛い。




「ちょっと律!なんでいきなり引っ張るのよ!!」

「……うるさい」

「はぁ!?」

「……っていうか……夢?」

「はぁ?」



もしかして、寝ぼけてるの?


顔を上げれば、すぐ近くに律の顔があって、不覚にもドキッとしてしまった。


いやいや、だから違うって!

このドキはさっきちょっと意識しちゃったからだし!