JOKER -東京の片隅で愛を探して-



「いいね、なんだか初々しくて」



「いえ、そんなことな」



「えー、私はぁ?」




咲の媚びるような甘ったるい声。





「…………」




その一方で、




「……グラス空いてるでしょ」





声のトーンを下げて私に、ぼそっと言った。





「あ、はい。すみません……」





急いでお酒を作った。