行くあてもないし、お金もないし、頼る人もいない……。 それに……あの借金もあるし、私、生きている価値なんてないじゃん。 「……」 近くにあった古いビルの『立入禁止』を無視して、階段をのぼった。 「はあー…」 ビルの屋上につくと、街の景色が見える場所まで移動した。 うわ、意外と高い……。 下を見てそんなことを思う。