翌日。 「未来」 ただの過労なだけあって、一日だけ入院して、すぐに退院。 辺りも既に真っ暗になった頃に、病院の自動ドアをくぐり抜けて外へ出ると目の前には、一台の車。 「迅……!」 「乗れよ、送るから」 そう言われ私は助手席に乗り込んだ。 「……来て、くれたんだ」 すると、すぐに走り出す車。 「まあ、俺が来てやらなきゃ未来が一人で寂しいと思って」